モラハラ離婚を切り出すタイミング
最初に注意しなければならないこと
モラハラやDVを受けている状態で離婚を切り出すとモラハラやDVがもっとひどくなるケースが多いということです。本人に離婚を切り出す前にしっかりと準備を整えてから離婚を切り出すことを考えておかなければなりません。
離婚の話し合いをしたその日に家を出られるくらいにしておく準備をしておく方が安心かもしれません。引っ越しをしなければならない場合には、離婚を切り出してから一緒に生活する期間を少しでも短くなるように相手に気付かれないように準備しておくことが重要です。
ただ、あなたの心や子どもに影響が出るようなモラハラやDVがひどく場合は、早急に家を出るべきです。
生活する場所にお困りの時は、DVシェルターに入ることも考慮して身の安全を確保する必要があります。
其の上で、モラハラ離婚の切り出す方
当たり前の話ですが、離婚を切り出す前には離婚の準備が必要です。準備ができれば、後は相手に離婚を切り出すタイミングを計ることが大切です。お互いの生活状況が、落ち着いて話し合えるのであれば、特にタイミングを気にする必要はありません。
だから、もし相手が話し合い(離婚)を拒否した時も、あせらずに次の機会を探ればいいだけのことです。
ただし、注意しなければならない点は、相手が大きなプロジェクトを任されている場合や会社の営業成績が悪く大変そうなとき、また、病気などで気が滅入っているときなどは、避けた方がいいでしょう。
しかし、相手のモラハラが激しくなって、あなたの方が耐えられない場合や、
子どもが被害にあっている場合、そうです子どもに暴力をふるっているような場合はタイミングを計る必要はありませんからすぐに切り出すことを考えたほうがいいかもしれません。
モラハラ離婚に備えてやるべきこと
1.仕事をはじめる
離婚後の生活を支えるには、一番大切な事、それは仕事です!もしあなたが仕事をしていないなら、すぐにパートでもいいから始めましょう。
働いている人は、相手からどんな反対があっても仕事を続けることです。
絶対、仕事を辞めないことです。収入を増やすためでもありますが、仕事のブランクが開いているとパートから正社員を目指そうとしたときに働いている経験がある方が圧倒的に有利になるからです。
子どもが小さい、保育所が見つからない、そういう人は、在宅できる仕事を探しましょう。もちろん在宅ワークにはハンデがあります。子どもがいるから集中して仕事に取り組めないという難しい面もありますが、時間をうまく管理して、子どもが寝た後に仕事をするという方法もあります。うまく仕事の時間を確保して収入を確保することが大切です。
在宅ワークは最初から収入が高いものはほんのわずかでしょうが、少しずつ単価を上げていけば収入は上がっていきます。正社員として働くのは難しいかもしれませんが、仕事の選択肢はあなたが思っている以上にあります。まずは自分の力を信じて、そして収入を得ることができれば 自信もつきます。
2. 自分名義の口座を開く
お金を貯めましょう。毎日の生活費の中から少しずつ自分の口座に貯めていきましょう。相手が知らない口座を作ることです。今現在取引している口座は、絶対に相手にばれていると思い、知られていない別口座を開設しましょう。
最後にはバレてしまい、「財産分与は無しにしよう」と相手から言われる方が相当数いらっしゃいます。調停ではどうしても養育費に目が向いてしまいがちになり、財産分与はうやむやにされるケースは多いのですから。
離婚の切り出し方
注意その1.
離婚理由は事実を具体的に伝える
離婚したいと相手に伝えると必ず聞かれるのは離婚の理由です。
その離婚の理由を伝える際にあなたの感情を伝えるのではなく、具体的に事実をベースにあなたの感情を加えて伝えるようにすることです。感情だけを伝えるというのは、相手に物事が抽象的でわかりにくく伝わらないのです。
その具体的に例ですが、
「あなたのモラハラに耐えられない」
「一緒にいたくない」
「あなたを嫌いです」などです。
感情で表現するのではなく、相手のどんな言動からもう無理と思ったのかなどを、具体的な例を上げて話すことが重要になります。
・「あなたは気に入らないことがあると大きな声で怒鳴り、会社から帰ってくると子どもは怖がっている」
・食事のたびに「料理がまずい」「まともに作れないのか」とずっと言われ、食事を作るのが苦痛です。
・「毎日の買い物をして、レシートを持って帰らないと、「あなたは生活費をくれない」「わたしは、家族でなく、お手伝いさんですか」など、
事実上げて、具体的に相手の言動で子どもやあなたの精神的な状態がどんなものかを相手に伝える必要があります。
相手を批判するのではなく、相手の悪口を言うのでもなく、具体的な相手の言動で、あなたが苦しんでいることを伝えましょう。離婚の話し合いでは、ついつい相手を責めるケースが多いのですが、冷静に事実だけを伝えるように心がけて下さい。また、相手を批判するような言い方もできるだけ避けましょう。批判するとお互いのケンカだけで終わるので、くれぐれも冷静に批判はしないで事実だけを伝えるようにしましょう。
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