フキハラでも離婚になる?
羽鳥慎一モーニングショーで紹介されました。
@morningshow_tv
R3.8/11放送「不機嫌ハラスメント”フキハラ”急増中」コロナ禍に加え、夏休みやお盆で家族との時間も多い今、『不機嫌ハラスメント』、通称『フキハラ』が増えているといいます。
フキハラとは、パワハラ、セクハラ、モラハラなどと同じく相手に不快な思いをさせたり嫌がらせしたりする行為で、「不機嫌ハラスメント」を略した造語です。これは、不機嫌な態度で特定の相手を委縮させ、相手は過剰に気を遣う状態をフキハラと呼ばれています。
フキハラで体調を崩すことも
フキハラをする人は自分のイライラやつまらないという感情を隠そうとせず、むしろ自分の不機嫌さをアピールする行動に出ます。周りの人は場の空気を少しでも良くしようと気を遣い、フキハラをする人を不機嫌にさせないよう神経をすり減らすため、体調を崩すことも珍しくありません。
特定の人に不機嫌な態度をとる行為は以前から見受けられましたが、「ハラスメントを止めよう」という社会的な流れの中で、フキハラという言葉が取り上げられて多くの人の共感を呼びました。夫婦や家族、職場での対人関係を見直すきっかけとして使われ始めています。
フキハラとモラハラの違いとは?
「フキハラ」のハラスメント行為について公的な定義はまだありませんが、離婚相談を受けている中で一般的には突然むっとした表情や強い口調になる、急に黙り込むなどがハラスメント行為が原因で考えるようになったという方が出てきました。
フキハラの具体例
では、フキハラの具体例として相談者の方はどんなことを上げているか?夫婦間のフキハラは夫から妻へ、妻から夫へとどちらのケースもあります。家庭内では、収入面や身体的なパワー面で夫のほうが上の立場になることが少なくありません。理由がわからずスイッチが入ったように不機嫌になる夫に対し、「どうしたら不機嫌にならないかな」「なんで怒ってばかりなんだろうと感じることが長く続くようなら、フキハラの当事者になっている可能性があります。
第1例: 外で人当たりが良いけれども、家の中では家族を寄せつけないオーラを発するようなケースです。
突然スイッチが入ると、音をたててコーヒーカップを置いたり声のトーンが下がったりするので、回数が増えてくると周りの人は怖いと感じようになります。
家の中の態度とリモートワークで職場の人と笑いを交えて話す姿を見て、そのギャップにパートナーがフキハラではないかと気づくこともあります。
第2例:理由なくイヤな顔をしたり、突然黙り込む夫
聞こえないふりや聞こえているのに返事をしないようになる場合は、一般的にフキハラといわれています。話しかけたとき眉間にしわを寄せてため息をつくようなことがあれば、それは立派なフキハラといえるでしょう。
フキハラをする人は自分のペースが乱されるのを嫌うため、なにかを頼まれたり質問されたりすると不機嫌になる傾向があるようです。
第3例: 寝起きが悪く不機嫌だ
「朝起きてきたら不機嫌だった」という態度はフキハラです。起き抜けず身体がだるいと感じても、それはパートナーのせいではありません。もしかしたら「眠りがあさく疲れがとれなかった」「夢見が悪かった」などの理由はあるのかもしれません。でも説明もなくパートナーにあたるのであれば、それはハラスメントにつながります。
第4例: いきなり不機嫌スイッチが入る
自分の思い通りにならなかったときとか発作的に不機嫌になることが続くのは、フキハラの可能性があります。また、きっかけはささいなことから起こる場合がほとんどです。
しかし、される側からすると不機嫌になるタイミングがわからないので、「とりあえず相手の言うとおりにしよう」と従うことを優先するようになると慢性的なフキハラを受ける関係に陥りやすいので注意すべきです。
フキハラの「対策」はあるか?
1.家庭内の挨拶を元気にする
2.少しのあいだ距離を置く
3.言葉で伝えることを促す
4.思いやりを持って接する
5.夫婦で話し合う
これらの行動をとりにくい方もいらっしゃるでしょう。
しかし、引き返せない事態になる前に
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