熟年離婚のゴールとは?
「ご自分の幸せ」を目指せるか
ということ!
熟年離婚の深刻さは、人生の後半に差し掛かり、夫婦問題がご自分の人生問題と重なってしまう時期に重なるからということです。
結婚してから数十年がたち、子どもは大きくなっても家で一緒に生活している。夫はまだ定年にもう少し時間がある状況は問題です。
そこには、「専業主婦として家事・育児に一生懸命専念してきたけれど、つい夫の経済力を当てにしてご自分のキャリアアップを忘れ資格や技術を身に着けることをせずに、気が付くともどれないところにいます・・・」とこれからの人生に不安だけをお持ちのあなたが見えます。
今あなたがするべきことは、いつか子どもは巣立ちます。ご主人も定年になります。そこを考えて、あなたの人生を真剣に考えることだと思います。
センターには、あなたのよう熟年ご夫婦がこの問題について悩み自分の人生を切り開こうとお考えの方がたくさんご相談にお見えになります。
たとえキャリアがない方でも、「あなたに内助の功を捧げた」とその事実を財産額として計算してもらい、ご自分一人で生きることを決断して準備に入る勇気を出された方もいます。でも勇気を出せないし、諦めるしかないと「夫がやっぱりかわいそうだからと」と自分に言い聞かせて、自然に夫と別れられる死が来るまでと我慢を選ばれる方もいます。
どちらを選ばれるにしても、人生のゴールがきたときに「わたしは幸せだった」と思えるゴールを目指すことだと思います。勇気を出して離婚の準備を始めるか、ご夫婦のお互いが涙を流す覚悟を決めて今の生活を続けていく道を選ぶか、主役のあなたが選択するしかないのです。
でも、夫婦関係を修復するには、
とてつもない時間とパワーと
周囲の応援が必要!
熟年離婚のご相談で多いケースは、➀家庭内別居状態②子どもの教育名目ですでに別居している➂親の介護を理由に別居しているなどです。どれも当然ですが、会話もない状態のご夫婦です。この状態を修復して、話し合いをするまでには、あなたの気持ちが離れたか、お互いの気持ちが離れたか、お互いの関係がうまくいかなくなって失った時間を上回る時間と労力が必要です。それでも、別れたいと思うあなたの気持ちよりももう一度やり直してみようと思うあなたの気持ちが上回れば、あなたはご主人との関係を取り戻す可能性はあると思います。
ただし、あなたはこれまでの自分を反省して、子ども、とくに女のお子さん、そしてご両親や、アドバイスをしてくれる人専門家など、周囲の力を借りて夫との絆を取り戻すことができれば、もう一度結婚当初のような関係を取り戻せる可能性はあります。
ところが、一度こじれた夫婦関係を取り戻すことは、ご自分だけでは到底できないほど難しいので周囲の応援が必要なのです。「もう一度夫婦関係をやり直したい」という気持ちを、あなた自身が周囲の方に伝える努力をしないと、周りの応援はもらえません。そのエネルギーを出すことは可能ですか。
もしも、そのエネルギーを出すことに自信がなければ、ご自分だけの幸福を考えて、キッカケを探し出して離婚の準備を始めた方が、「幸せなゴール」になることでしょう。
離婚を考えた時は!事前準備がもっとも大切
離婚の準備に入るときにもっとも大切なことは、お金の準備をすること! そのためには、あなたの周囲にあるお金の把握をはじめることです。離婚だけに目標を絞ってしまうと、「私の目指した離婚はこんなはずじゃあ…」という結果が待っています。最初にまず、あなたのご家庭の預貯金(含む、夫の預貯金)をしっかり把握するために調べることを始めて下さい。
それから、ご主人が会社で貯めた財形貯蓄、退職金、生命保険(ご主人とご家族で掛けているすべてです)の解約返戻金、そしてご自分の家の査定(いくらで売れるか)などです。年金分割についても社会保険事務所で金額を「離婚したらいくらもらえるのか」調べてください。
人生は、「しっかり準備した分だけ未来が約束される」と聞きます。ADRセンターのご相談者からの話を整理してみると、希望のない毎日を送ることを選択された女性より、幸せな人生を目指して生きることを選択された女性がずっと楽しく生きていらっしゃるようにお見受けします。
あなたの将来を一番気にかけていらっしゃるのは、お子さんをはじめあなたのご家族です。そのなかで、子どもの気持ちを参考にして、離婚の決意、準備、そしてお金の計算をしたうえでプランを進めることが安心で、安全な離婚につながると思います。まずは最初に、勇気をだして、行動すれば、あなたの希望は、確かなものになるとおもいます。
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